高岡市野村にある回転寿司チェーン、番屋のすし店に訪問 富山湾で獲れる白エビやイカの黒作りの軍艦巻に舌鼓
最近のお寿司は100円の回転寿司が多くなり、それはそれでいいんですけど。
たまには、ちょっといいお寿司が食べたい!という衝動に駆られ、
久しぶりに番屋のすしが食べたくなり、友達を誘って食べに行く事になりました。
番やのすしはチェーン店ではありますが、富山県に4店舗のみ展開するお寿司屋さんです。
ですので食べられるのは、全国で富山県のみになります。
友達と2人で向かったのは、富山県高岡市野村にある「番屋のすし高岡野村店」
番屋のすしの4店舗の中では、現在の所最後に出来た1番新しいお店になります。
その高岡店番屋のすしで、友達2人でお寿司を頂く事になりました!
久しぶりの100円じゃないお寿司、楽しみです♪
JR高岡駅より車で15分、高岡市野村にある番屋のすしは富山県では有名な回転寿司チェーン店、ところが・・・
番屋のすしは回転寿司でありながら、最近主流の100円の回転寿司ではなくお皿によってお値段が変わる回転寿司店になります。
店内は寿司店でありながら、今時のオシャレ感を出した綺麗な内装です。
湯呑の数からして、テーブル席は最大6人まで座れるみたいですね!
今回は友達と2人でしたけど、平日で空いていた事もあってテーブル席になりましたが。
これは家族連れでも入りやすそうです。
勿論カウンター席も完備しているので、1人で食べに来る事も出来ます。
そして番屋のすしは富山県では有名な回転寿司チェーンではあるんですが、高岡店に入ってみると全くお寿司が回っていないんです。
これはどういう事か・・
実は以前、違う店舗の小杉店には1度行った事があるんですが、そこのお店は真ん中に調理場があり周りをお寿司が回っているスタイルでした。
ところが初めて訪問した高岡店では、各テーブルにiPadが置かれており、
このiPadを操作して、寿司を注文するスタイルのようです。
つまり厳密に言うと、番屋のすし高岡店は回転寿司ではないという事ですね(笑)
そして寿司を食べるのに欠かせないお茶ですけど、番屋のすしは緑茶、玄米茶の2種類用意してあります。
私は迷わず緑茶でした!
そして早速メニューを見ていきます。
夜メニューのお寿司の盛り合わせは、松竹梅桜の4種類から選べるようです。
飲み物はビールに日本酒、焼酎、ワインと取り揃えてありますが、種類そのものは多くはありません。
こちらは、さらにネタを特化させた盛り合わせです。
マグロ好きならマグロの盛り合わせ、サーモン好きならサーモンの盛り合わせと、それぞれの好きなネタのみの盛り合わせが用意されているのも嬉しいですね。
そしてこちらがデザート・・・と書かれているメニューなんですが、
デザートなのは左下の所だけで後は、ほぼお酒のおつまみです(笑)
あ、お酒のデザートという事ですね(違
しかし富山の寿司屋らしく、白エビの唐揚げ、ホタルイカの天ぷらがあります!
そして最後に、こちらがランチメニュー
ランチの方は、かなりリーズナブルに食べられます。
私もこのメニューを見てびっくりしましたが、びっくりランチ500円!?
勿論びっくりランチは、そこまで値の張るお寿司はありませんけど、それでも500円で食べられるならかなり嬉しいメニューですね。
1日30食限定のようですが、ランチで行った時は是非食べてみたいです!
さらに番屋のすしでは、その日のおすすめなるメニューまであり、
これは1度来ただけでは、到底食べる尽くす事は出来ないぐらいの豊富さです。
とりあえず今回は盛り合わせは頼まずに、各々好きな寿司を注文する事にしました。
富山湾の海の幸を堪能出来て、定番のお寿司ネタも多数取り揃える回転寿司に舌鼓!
早速iPadで注文してくんですけど、何から頼んだらいいか迷います。
気になるのは、チラチラと見えるお皿の値段。
お皿の色を気にしながら、iPadと睨めっこします。
よく最初は白身からと言われますが、私はそんな誰かが敷いたレールガンには乗りませんよ!
最初に頼んだのは、やはり富山と言えばブリ!
iPadで注文すると、ブリが運ばれてきました。
なるほど、回転寿司ではなくトロッコ寿司なのか!
今は何かと食べ物の鮮度にはうるさい時代、ずっと回す回転寿司よりもこっちのスタイルの方が今の時代に合っているのかもしれませんね。
そしてブリの方ですけど
有名なのは氷見の寒ブリですが、この時はまだ9月。
時期的に寒ブリではないですけど、それでもしっかりと脂の乗ったブリは歯ごたえもよく、ブリの旨味もしっかりと感じ取れ満足いく一皿。
因みに番屋のすしでは、時期によって富山の海の幸が変わります。
冬になれば寒ブリも提供されるようなので、今度は是非寒ブリを味わってみたいものですね。
そして二皿目はバイ貝です。
こちらのバイ貝、勿論コリコリとした食感もさる事ながら貝の旨味も充分に装備していて、やはり100円のお寿司とは一線を画す一皿。
あれ、バイ貝ってこんない美味しかったっけ?と思わず友達に聞き出す始末w
二皿食べて完全にテンションが上がってしまい、ここでペースを上げていきます。
次に頼んだのは、イカの黒作りの軍艦巻!
これは私が見た中では、ここでしか見た事ない軍艦巻です。
イカの黒作りは富山県では有名な郷土料理で、富山のスーパーならどこでも売っています。
でもこれが寿司ネタとして提供されているのは珍しく、私も見たのは番屋のすしが初めて。
これは食べずにはいられないです!
食べてみた感想は、イカの黒作りは以下の塩辛にイカ墨を混ぜた物なんですけど、塩分がきつめの塩辛にイカ墨を混ぜる事でマイルドな味わいにしています。
これにシャリと軍艦巻きの海苔が合わさり、シャリの酸味、海苔の旨味、そしてイカの黒作りの塩加減にイカの歯ごたえが合わさり、どの寿司とも味わえない仕上がりになっています!
少し子供にはきついかもしれませんけど、お酒のお供としても食べれそうな大人の味ですね。
続いてはこちら、白エビの軍艦巻きです!
富山県と言えば、やはり白エビの軍艦巻きですね。
富山湾の宝石と言われますが、あまり富山県内でも中々見ない白エビ。
これを食さずにはいられません!
気になるお味の方は、淡麗で白エビ自体は無理に主張して来ず、主役でありながらシャリと海苔と上手く調和しようとしているかのようでもあります。
食感は甘えびのようなぷりぷり感はないものの、舌の上を滑るような滑らかな食感です。
私はもう一皿注文してしまいました。
白エビの後に頂くのは、こちら鱧(はも)です。
鱧は非常に骨の多い魚で料理人の腕が試される魚だと聞きますけど、おろらくこちらのお店では捌いている訳ではなさそうです。
上に乗っているのは梅でしょうか。
食べてみると梅と大葉が合わさり、後から鱧の風味がいい感じで合わさって来ます。
ただ若干、舌触りが気になる部分もあり、鱧を調理する難しさを物語っています。
続いてはこちら、まぐろの漬けです!
私はまぐろの漬けが好きな寿司ネタの1つで、ほぼ必ず注文します。
いつもは100円寿司ですけど、こちらのまぐろの漬けはどうなのか非常に楽しみです。
お味の方はですけど、まぐろ自体の旨味を決して邪魔しない程度に漬けてあり、マグロの旨味を味わいながら漬け醤油の風味を感じられますね。
マグロも蕩ける様なねっとり感で、口の中で溶けていくようでした。
個人的には、もう少し漬け醤油を利かしてもいいかなと思いましたけど、この辺りは好みが分かれそうですね。
そしてここで軍艦巻きの三連星です(笑)
いくらとウニを一気に注文しました!
まずはイクラから頂きます。
非常に貧乏くさい事言ってしまうと、よくある半分キュウリのイクラの軍艦巻きじゃない事を嬉しそうに友達に話していました(笑)
お味の方は、醤油を付けなくてもいいぐらいイクラの甘みと旨味を感じ取れ、イクラのプチプチ感、海苔のパリパリ、シャリのほんのりした温かさが口の中で同時に広がります。
これは本当に美味しいイクラの軍艦巻きでした。
そして次はウニ
ウニは時間が経つと見るからに鮮度の悪さが出てしまいますが、こちらのウニは綺麗な色合い。
実はウニは好きなんですけど、1度非常に不味いウニに当たってしまった事があり、100円の回転寿司ではウニを頼む事はなくなりました。
こちらのウニ食べてみると、ウニの旨味と若干の苦みのような風味が口全体に広がりました。
これは美味しい♪
勿論、大将が握っている寿司屋のウニはもっと美味いのかもしれませんが、回転寿司のお店で食べられるウニとしてはとても美味しく頂ける一皿です。
さて、そろそろ大詰めになってきました。
頼んだのは中トロです!
この中トロは臭みもなく、歯ごたえもしっかりしていて美味しい!
先程の漬けとは違い、マグロ本来の旨味をしっかりと感じる事が出来て、醤油をそんなに点ける必要もないぐらいにマグロの味を感じ取る事ができます。
脂も乗っていて、それでいて癖のない脂の旨味もあります。
食べられるなら、何皿でも行きたいぐらいでした(笑)
その次は大トロ!
実は友達は山葵嫌いで、注文の時に山葵抜きに出来るんですが、右の大トロのように山葵抜きの札が付いてきます。
そしてこちらの大トロですけど、口の中で蕩ける様でマグロの旨味もありましたが若干の生臭さがあり、個人的には中トロの方が食べやすかったです。
しかしリーズナブルな価格で、これだけの脂が乗った大トロが食べられるのは有難いですね。
元々私は大トロより中トロの方が好きなので、大トロ好きには堪らない一品ではないでしょうか。
大トロ好きの友達は4皿注文していましたしw
そして締めの玉子です。
いつも寿司の締めは玉子を注文するのは私だけじゃないはず、たぶん(笑)
勿論お味の方は、ご想像通りの味にはなるんですが、この玉子の箸休め的な安定した美味さが好きなんですよ。
玉子の甘みもしっかりとしてあり、寿司の締めとしては十分に堪能出来ました。
締めの玉子を頂いて、おあいそとする事にしました。
番やのすし高岡野村店
[住所]〒933-0014 富山県高岡市野村1350
[営業時間]11:00~21:00
[定休日]年中無休
[座席]150席
[駐車場]有り
最後に
2人での料金は約1万1千円で、私が約4500円、友達が約6500円程で、
大トロを注文しまくった友達の方はそれなりに行きましたが、それでもこの価格で食べられます。
富山である程度、本格的なお寿司が食べたい時は「番やのすし」はおすすめです。
手頃に食べられる本格派なお寿司、非常に満足出来ました。
次は是非氷見の寒ブリを食べに行きたいですね!