高岡市末広町の老舗洋食屋、大重亭にランチへ初訪問!ハンバーグ&エビフライのAセットを堪能
暑かった今年の夏も過ぎ、大分秋めいてきた10月中旬。
ここしばらくは外食は控え、自炊する生活をしていたのですが。
母親から久しぶりのランチへのお誘いがあり、たまには外食もいいかと二つ返事でOKすることになりました。
そして今回訪れることになったのが大重亭というお店。
高岡駅の北側にある中心街の大重亭ビル2Fにある老舗の洋食屋で、地元富山の和牛を使ったステーキが売りのお店であり
富山県でも1番美味しいと評判のお店になります。
恥ずかしながら私は知らなかったのですが元は1948年に創業し1度は閉店、それから28年ぶりの2015年に再開したお店になります。
母親が以前から来た事があるという洋食屋、大重亭に初めて訪問することになりました。
JR高岡駅から徒歩5分、末広町大重亭ビル2Fにある大重亭を初訪問
初めて訪れることになった大重亭ですが、このお店は末広町という高岡市の中心街にあります。
この時は車で訪れたのですが、夜は繁華街になることもあって道が狭く、あまり車で行きやすい場所ではありませんでした。
そんなこんなでお店の入るビルの隣にあるパーキングに無事駐車して。
夜にオープンするお店がまだ閉まっている中で、ビルの中でひっそりと明かりが灯る看板に辿り着きます。
ドアを開けると目に飛び込んできたのは、外の外観とは打って変わってのお洒落な店内。
正午にお店に到着しましたが平日にもかかわらず、すでに店内は8割が埋まっている程の盛況ぶりでした。
母が予約してくれていたので難なく座ることができましたが、もし予約していなかったら待たされていた可能性もありましたね。
そして席に座り、早速メニューの方を見ていくのですが
テーブルに置かれていたのは、ランチメニューだけが載ったメニュー表が1枚だけ。
表の方にはメインとなるランチが掲載されており、地元富山の和牛ステーキを中心としたランチメニューが並んでいます。
メニュー表の裏には
いきなり目に飛び込んでくるのが、和牛ヒレカツサンドの写真。
他には平日限定の大重亭弁当にお子様ランチ、ドリンク類が並んでいます。
正直テイクアウトであれば和牛ヒレカツサンド一択といきたいところですが、今回はランチでの訪問です。
欲求をグッと堪えることにして再び表面にメニュー表を戻し、どれを頼もうか悩んでいましたが。
メニュー表には写真がなく、初めての訪問ということもあって出来れば変化球は避けたいと思い。
私は幼少の頃から洋食と言えば、ハンバーグとエビフライが鉄板!迷ったらハンバーグ!
ランチは2種類のセットが用意されており、ハンバーグとエビフライのAセット、和牛のひと口ステーキとメンチカツのBセット
主食はご飯とパンから選ぶことができ、さらにご飯は白米の他に、300円プラスしてガーリックライスに変更可能。
どちらのセットにもサラダとスープ、食後のドリンクが付いてきます。
そこで私はハンバーグとエビフライのAセット、母はひと口ステーキとメンチカツのBセット、どちらも御飯で注文する事になりました。
肉汁溢れ出すデミグラスソースのハンバーグと頭の付いた巨大エビフライが乗ったAセットを堪能!
入店した時から8割方埋まっていた店内ですが、その後も入店は続き途切れることがありませんでした。
見た限りですが年齢層は若干高めの方々が多く、子供を連れた家族連れや若いグループは一組もなく。
おそらく理由としてはフラッと入るには入り辛い場所にあるのと
やはり洋食屋さんとはいえ和牛を売りにしているお店ということもあって、お値段が少し張ってしまうことでしょうか。
それでも店内が埋まるほどの盛況ぶりを見る限りでも、お店の人気を伺えます。
そして注文を終えて早速提供されたのが、セットに付いてくるサラダです。
緑野菜が中心としたサラダで、そこに紫レタスが色合いにアクセントを付けています。
レタスが中心のサラダですが、他にもカイワレにブロッコリーにアスパラなどが添えられており
サラダだけでも十分なボリュームを感じられるものになっています。
シャキシャキとした新鮮なレタスは酸味の利いたドレッシングとの相性も良く、メインのお肉を待つ時間を楽しませてくれるサラダでした。
サラダを食べていると、もう1つの前菜として提供されたのがこちら
これも洋食屋さんの定番、コーンスープです。
クルトンとパセリが入ったコーンスープは、この肌寒くなった秋にはピッタリの一品です。
コーンの風味の後から追いかけてくる牛乳の旨味も相まって、とても濃厚なコーンスープとなっていました。
これで満足・・・ということは決してなく(笑)
しばし時間を置いて、ようやくお出ましとなったこちら
Aセットのメイン、ハンバーグとエビフライのプレートになります!
スキレットに乗った熱々のハンバーグと、思った以上に大きかった頭の付いたエビフライ。
子供の頃はハンバーグとエビフライのお子様ランチにワクワクしたものですが、大人になった今でもこの組み合わせに沸き立つ感情は変わらないようです。
当然まずはハンバーグから、箸を入れるとハンバーグから肉汁が溢れ出し、デミグラスソースに合わさっていきます。
食べやすい大きさに切り取り、
せっかくのハンバーグなのに、ピントがズレているのが何とも・・・
一口食べると口の中にも肉汁が溢れ、肉の旨味を十分に感じられるハンバーグ。
ステーキというと流石に言い過ぎですが挽き肉というより、しっかりと肉を食べている事を実感させてくれるハンバーグとなっています。
そして柔らかい肉の中に刻まれた玉ねぎが、少し固めの食感で口の中でアクセントに。
そこに味に深みのあるデミグラスソースが絡み、ハンバーグの味をより引き立てています。
個人的にハンバーグがデミグラスソースに負けているのはあまり好きではないのですが、
こちらのハンバーグは、主役は俺なんだ!と存在感を示してくれています。
ハンバーグの下に敷かれた玉ねぎリングは、鉄板で焦げたほのかな苦みと玉ねぎの持つ甘みがハンバーグとの相性抜群。
正に名脇役!
しかし忘れてはいけないのが、もう1つの主役。
タルタルソースとレモンが乗った巨大エビフライ。
本来なら箸で持ってそのまま被りつきたいところですが、流石にエビの頭は食べられず。
やむなくフォークとナイフを使う事に。
こちらもまたピントがズレていますが・・・
これでも小さく切り取ったつもりでしたが口に頬張ると思いの外大きく、口の周りに若干タルタルソースが付いて恥ずかしいことに。
恥ずかしさを誤魔化しながらエビフライを噛み締めると、エビのプリっとした食感。
淡泊な味わいのエビが纏うサクサクとした衣と僅かにレモンの風味を載せたタルタルソースが、食欲を掻き立てて白飯に箸が伸びてしまうほどでした。
エビの頭の部分を切り取ると、見た目の大きさほど身の部分は少なくはなりましたが。
ハンバーグとエビフライ、この2つの存在感の大きさに思わず忘れてしまいそうでしたが
エビフライの下にひっそりと鎮座していたマッシュポテト。
表の焼き面と、スキレットで焼かれた裏面の焦げ目が香ばしく、味付けされたマッシュポテトは思いのほか味が強く出ていました。
味が濃い目で、ハンバーグとエビフライの合間の箸休めにはちょっとならないかな。
付け合わせというより、あくまで一品ものとして食べた方がいいのかもしれません。
ここで母からお裾分けしてもらったBセットのひと口ステーキ
Bセットはひと口ステーキにメンチカツ、そしてAセットには付いていないグラタンが乗っています。
ガーリックバターで味付けされたひと口ステーキを頂きましたが
もうシンプルに美味い。
多少の嚙み応えはあるものの、決して固い訳ではなく肉は柔らかくジューシー。
上に乗ったガーリックが食欲を掻き立て白米を欲する体に。
ソースは付いていますが、ソース無しでも肉の旨味で十分白米が進んでいくステーキとなっていました。
大重亭ビル1F、とんかつ桶川のとんかつサンドをテイクアウト!
大重亭で満足なランチを頂いた後、テイクアウトを注文する事に。
テイクアウト専用のメニューを店員さんにお願いして持って来てもらい。
数あるテイクアウトメニューから私が気になったのは、ランチを頼む時に目に留まった和牛ヒレカツサンドでした。
そこでカツサンドをテイクアウトする事にしたのですが、どうやらテイクアウトのカツサンドは和牛ヒレではないらしく。
テイクアウトのとんかつサンドは同じビルの1Fにある、とんかつ桶川のカツサンドのようです。
この日はお昼はまだ閉まっていました。
同じ系列店なのかどうかまでは分かりませんが、少なくともテイクアウトに関しては大重亭でとんかつ桶川のテイクアウトメニューが頼めるようです。
家に持ち帰ったとんかつサンドは、夜に頂く事になりました。
夕食の時間になり、冷蔵庫に入れてあったとんかつサンドを楽しみに開けてみると
パンに挟まれた肉厚のとんかつがお披露目となります。
見た目からも密度の濃い豚肉に、油という旨味の詰まった白い脂身。
おそらく中濃ソースではなくウスターソースで味付けされています。
しかし、とんかつの大きさに思わず目が行ってしまいましたが
冷静に見るとサンドイッチ自体の大きさは思ったよりも小さくて、
私の親指ほどの大きさしかありません。
ちょっと想像してたのと違うと思ったのは正直なところです(笑)
ところが、これが後から手のひら返しすることになります。
まずは一口。
ぎっしりと肉が詰まったとんかつは、非常にボリュームがありシンプルな味付けであるものの
それが豚肉の美味さをダイレクトに味わえます。
脂身の部分は思ったより油はしつこくなく感じましたが、脂身特有の濃厚さは健在でした。
さらにとんかつ自体は大きい為、最初にサンドイッチの大きさを見てもう少し大きさが欲しかったかもと思ったのを覆すぐらいの食べ応え。
サンドイッチを食べているというよりも、とんかつに控えめなパンがくっついて来ている感じさえしました。
2個目を食べ終えたぐらいから一気に満腹感が襲い、サンドイッチがこの大きさであることに納得。
もしコンビニのサンドイッチと同等の大きさだったら、もしかすると食べれなかった可能性も。
とんかつは美味しいのですが、やはり後からボディーブローのように脂が胃に効いてきたのも否めず。
一旦お茶で口の中をリセットした後、冷蔵庫からからしを取り出して味変することに。
これが大正解で、からしの風味が油過多になった口の中をリフレッシュさせてくれると共に、とんかつの美味さをさらに引き出してくれました。
個人的にはソースよりも、からしのみで食べたい派なので、私は追いからしをしてからの方がより美味しく頂きました。
大重亭、とんかつ桶川
[住所] 〒933-0023 富山県高岡市末広町38 大重亭ビル 2F(とんかつ桶川1F)
[営業時間] 11:30~14:30(Lo.13:30) 18:00~22:00(Lo.21:30)
[定休日] 水曜日、第二火曜日
[駐車場] 有
最後に
洋食屋となっている大重亭ですが夜の繫華街にお店があることもあり、夜は呑みのお店にもなりそうです。
店内にはワインセラーもあり、カウンターの奥にはいくつもお酒が並んでいました。
いずれ夜にも訪れてみたいお店ですね。
あと車で訪れる際は道が狭かったり一方通行もあったりで注意して欲しいのと、専用の駐車場がなく隣のパーキングに駐車することになります。
そちらのパーキングは大重亭と提携しており、お店に訪れた際には会計の時に駐車券を出すと割引となります。
ランチを食べるだけの時間であれば大体200円+税となるようで、私が帰る時には220円の請求になり、110円の割引となって半額での駐車料金となりました。
おそらく税の分も割引となったので半額の割引になるものと思われるので、駐車券を持っている場合は必ずお会計の時に提示してください。